2016年2月7日

海外向けネットショップに Jugem Cartを使ってみる 2

7ヶ月前のことになりますが、「海外向けネットショップに Jugem Cartを使ってみる」という記事をを書きました(導入を検討するにあたっての要点と評価を私なりにまとめています)。
最近Jugem Cartでひとつ作りましたので、今回はJugem Cart導入について、より実践的な内容を記事にしました(といっても、それほど書くことは多くない)。

まず。
前回記事から改良された点と書き漏らしていた点。
・SSLページの言語が英語、中国語、日本語になった
・各国の送料が簡単にセット出来るようになった
・決済画面の配送方法の選択画面で送料が表示される(カラーミーショップにはなかった)

ちなみにJugem Cartマニュアルによると、「決済ページは、ブラウザの言語設定に合わせて自動的に最適な言語で表示されるようになります」だそうです。設定箇所があるのかと、管理画面内を探してしまいました。
注文時の自動送信メールも、言語設定にあわせて最適な言語で送られてきます(en-USで試してみました)。

1. Jugem Cartのテンプレートはどう?


選択できるテンプレートの数は多くありません。
カラーミーショップのテンプレートも少々の手間で移植できます。
スライドショー&レスポンシブ・ウェブ・デザインを取り入れたテンプレート「Slideshow」が比較的使いやすそうに思います。これをベースに改造するくらいなら、大きな手間も掛かりません。

サンプルショップ Nocturna



2. カラーミーショップからの商品データ移行は?


CSV形式でダウンロード→アップロードと、手を入れずにそのままアップできます。とても簡単で、Jugem Cartを使う大きなメリットです。とはいえ、商品説明や商品名等は英語表記にするなどの手直しの必要あり(点数が多いと大変)。
カテゴリーの考え方がカラーミーショップとJugem Cartで違っています。そのためか、商品データをアップした後に、カテゴリー登録が必要です。商品説明に検索キーワードをあらかじめ仕込んでおくと、カテゴリー登録時にラクできます。
CSV形式なのでExcelで開いて、VBAでガリガリと項目セットする方法も使える場合があります。
必要な項目がうっかり入ってなかったりしますので、アップロードのテストはしたほうがいいです。
商品一括登録 - 項目説明

3. 在庫数連動してる!


カラーミーショップでショップ運営されている人であれば、Jugem Cartのこのメリットを最大限の生かせます。ショップ間の在庫管理という面倒な作業が減るので、カラーミーショップ同様に、手間の掛からないショップ運営ができます。

【追記1】商品データ新規作成時に、数十分経ってから連携することがありました(私の作成順序がおかしかった可能性大ですが、そんなことが稀にあるんだなくらいで)。
【追記2】 カラーミーショップ連携中は「売り切れ時の商品表示」の「表示しない」が効かないようです(仕様っぽい)。

4. おわりに 


Jugem Cartは万人には向きませんが、ショップ規模や費用が気になる層のハートはガッチリ心を掴みます。
忘れがちですが、連動しているのは在庫数だけです。Jugem Cart用に商品データをアップしないといけません。

下に追記した点は、留意が必要です。
【追記3】2016/2/8現在、公式によるとオプションの在庫数は連携未対応です。



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